2013/3/3 手箱山(1806m)
<< 手箱山北東の標高1620mより見る、瓶ヶ森と西黒森 >>
3月に入り、街ではポカポカと温かく、もうすっかりと春の陽気です
近所にあるモクレンの花も開花し、春のお祭りである 「土佐のおきゃく」 も開催中 !
予報では、週後半から20℃越えの日々が続き、このまま春本番になりそうです
今回の山行は、3日に気温が下がり 晴れとの予報 !!
なので、霧氷を見に大ブナの森へと出発します
四国には有名なブナ林が幾つかありますが、その中でまだ見た事が無い
おおたびの滝ルートでの手箱山北東に広がるブナの森 !!
ここのブナ林は誰もが絶賛するほど、素晴らしい森だと聞いています
これまでに、土小屋と名野川からは登りましたが
このルートで登ってこそ、手箱山の本当の良さが解かるとも言われているので楽しみです
もちろん、新緑の頃や紅葉の時期が人気でしょう
冬季の積雪量の多い時期には困難ですが
今回は程良く雪が溶けてからの寒波なので霧氷が期待できます
当日朝、いつものように 194号線から 40号線 (石鎚公園線) へと進む
7時54分、40号線の長沢貯水池から見える手箱山
8時17分、おおたびの滝(駐車場)に到着
滝を見れば、水は勢いよく流れ落ち、その周りの岩肌は凍って白くなっていました
8時34分、滝の駐車場を出発して手箱山登山口へ
一旦、川へと下り 立派な橋を渡ります 幾つかの沢を越えながら歩く
木の間から見える西黒森 しばらくは植林帯の中を進む
東への道をUターンするように西へ方向転換すると尾根に到着、そのすぐ近くの分岐は何処への道だろう ? 字が消えてます
平坦な尾根道を1kmほど歩いた所から少し登ると氷室の分岐に到着、右下に見える↑ブルーシートが氷室です
徐々に高度を上げながら ・・ 左上には霧氷が見られ、周りのブナやヒメシャラの木が だんだんと大きくなる
ヒメシャラの多い道 可愛い氷柱がいっぱい
右上に1536m峰、それに沿った南側の道を進むと 少し平らな 1525m地点に到着 ! そして、周りを見れば !!
なんと ビックリ !! 一瞬にして冬景色に〜 (◎◎)!
大ブナの森はココからが始まりです!
天気が良かったので霧氷が落ちていないか ? 心配でしたが、何んとか ギリギリ間に合ったようです !
青空と霧氷 !! しばし写真タイム (^^)v
大ブナの森をどんどん進みます
だんだんと楽しくなってきました (^^) !
ここは大木があちらこちらに点在しているので 進んでは止まるの繰り返しです (^^);
森の主のような古木 周辺を散策しながら ・・!
「 やっぱり、このルートで来て良かった !! 」 そんな言葉が自然と出てくる
ブナ林を過ぎると 木々は細くなり、景色は一変する
1620m付近の開けた斜面に出てきました、そして周りを見れば !!
後方に石鎚の頭がチョコンと! 伊吹山、瓶ヶ森方面もバッチシ!
天気が良いと、実際に見る雪は 青く光って見えます (◎◎) !
そして ・・ 手箱山の笹原と名物の大岩が出現 !!
こちらは手箱山の南面、高知県側から見て手箱の名の由来が理解できる広い笹原です
雪の斜面を進み、手箱名物の「岩の門」にやってきました
門の間はツルツルの氷 (><); もうすぐ手箱の頂上
頂上手前の笹原からの眺め !! 冠山から平家平までクッキリと見えました !!
こちらは逆光なので雨ヶ森のシルエット (・・); 12時30分、手箱山の頂上に到着
三角点は雪の中でした この方向が筒上山への道ですが、これじゃ〜とても行けません (><);
出発して間もない時に木の間から見えた伊吹山や瓶ヶ森は真っ白でしたが、だいぶ山肌が見えてきました
こちらは中央に 西日本最高峰の石鎚山 !! 手前右は岩黒山です
頂上の広場でのんびりとランチタイム
雪が深いので、今日も立ったままでの食事です (^^);
時間いっぱいまで ゆっくりして、午後1時38分に下山開始
やっぱり、こちらのルートは最高ですね〜 !! 眺めも笹原も素晴らしいです !!
岩の門、この間が一番危険でした (++);
雪の下りは早い早い !! 自然と小走りになります (~~);
下りも 雪と景色を楽しみながら ・・
氷室番所跡↑ここから名野川への道もあります 下山時には霧氷もかなり落ちていましたね〜
今日は霧氷の花を見る事ができましたが、新緑や紅葉の頃にも また来たいと思いました!
巨木を楽しみながら 1525mの平地まで戻る、ここから下の道には殆ど雪はありません
ヒメシャラ街道 !? 氷室を通過
折り返しの峠で休憩 沢を越えながら
とても綺麗な水でした !!
午後4時13分、駐車場に無事下山する
今週も 誰にも会わなかった山歩き
あんなに素晴らしい大自然を貸切で楽しみました !!
自然豊かで大きな森、予想以上に良かった おおたびの滝ルートでした!