2009/5/24 手箱山(1806m)〜筒上山(1859m)
先週 この山へ来る予定が残念ながら雨で中止 ・・ 今日は天気も良さそうなので花を期待して車を走らせる
予定では土小屋から一直線に手箱山へ行き、鎖場から筒上山へ登り 時間があれば岩黒山を経由して下山する。
いつもの194号線から長沢ダム方向の石鎚公園線へと進む
氷室の 「大瀧の滝」 登山口を過ぎると オートキャンプ場には 数個のテント。
さらに進み、途中の名野川 登山口には、すでに3台駐車していました。
すると、ヘロヘロ隊長が ここから登りたいと言いだす (・・);
分県ガイドを見ると、とても魅力的な道のようだ。
しかし、3座に登るには 土小屋からが便利だと思い 「また今度ね〜」 と 言って先へ進む。
( 8:27) 土小屋駐車場に到着
まだ駐車スペースには余裕があり 準備をしていると次々に車がやって来た
やはり石鎚方面へも多くの人が向かっているが、岩黒登山口にも人が流れている。
(8:47) 出発
↑ 登山口から少し進むと見頃の終わったミツバツツジが多く残っていた。 朝の気持ちの良い登山道 ↑
新緑 ・・ いい感じです !!
水場にウグイスが ・・
丸滝小屋から見る石鎚山
(9:30) 丸滝小屋付近には、まだ多くの 「ヒカゲツツジ」 が 残っていましたが もう終わりかけのようです
先週くらいが見頃だったかな !?
何んとも優しい花です ・・ 来年は元気な姿に会えるかな ・・。
丸滝を後にして、ここからしばらくの間は高度が下がります。
雰囲気の良い道をテコテコ歩くと 山道沿いにはワチガイソウやコミヤマカタバミなどが多く
橋を渡っているとシャクナゲの花が咲いていたりで 飽きる事の無い山歩きが楽しめます。
やはりシャクナゲは自然林の中で見る方がいいですね〜
筒上山北側の道との分岐 ( 帰りはここへ )
ここから先は 「ブナ」 の新緑や、今日のメイン花 ・・ 満開の 「ゴヨウツツジ」 が楽しめます !!
圧倒される程の新緑 !
待望の花が現れ始め、名野川登山口からの合流地点あたりに来ると 見事な風景に 感激の連続です。
素晴らしい森が続きます
登山道から上を見上げると 一面に満開の 「 ゴヨウツツジ 」 五葉躑躅 ( 別名 シロヤシオ )
「 ○○テンナンショウ 」 と、名前は解りませんが 小さくて黄色い花が山道に沢山落ちていました
ここから少しの間 登りが続きます
途中には あの天涯の花 「 キレンゲショウマ 」 の群生地などを通り抜け、手箱分岐 (手箱越え) へと向かいます。
「 コミヤマカタバミ 」 「 ヒカゲ と シャクナゲ 」 のセット。
(10:52) 手箱分岐に到着
〜 休憩 〜
(11:07) 出発
少し歩くと西側の笹道に出ます
手箱への道も 沢山の花が咲いていました ・・ オオカメノキ や シャクナゲ、もちろん ゴヨウツツジ も
さらに ミツバ や アケボノツツジ も 残っていました。
花を楽しみながらテコテコ歩きます
(11:50) 手箱山頂上に到着。
( 頂上の道場横にもゴヨウツツジが咲いていました )
頂上の広場では10名ほどの先客が食事をしています。
〜 ランチタイム 〜
高知県側の山並み
さて、のんびりと食事をした後は手箱分岐まで戻り、筒上山へ
(12:17) 手箱山を出発
手箱山の登山道は快適です!
道沿いの花を楽しみながら歩き ・・
見事に 満開 !!
右奥にドーム形の筒上山が見えてきました。 岩黒山、、何んだか雲が出てきて怪しい雰囲気に (・・);
(13:06)分岐に到着 トイレに寄り(13:10)出発
ここは距離は短いですが、かなりの急登です
鳥居を越えると、目の前の急坂を ご年配の男性3名が登られていました。
☆ 実は、こちらの御三方の 話しと行動が、とても楽しかったもので ・・ 失礼かとも思いましたが
○○トリオさん と呼ばせて頂き、頂上までの話しを そのまんま載せたいと思います (^^)
後ろの我々に気付いたようで、途中の石段に座わり 道を譲ってくれました。
すれ違う時に、話し声が聞こえたので 聞いてみると ・・
この急坂にバテたのか?
手箱山方向を見ながら 「 あっちの山の方が良かったんやない ・・ ? 」 と 話していました(^^);
急坂を登り 鎖場に到着。
ストックを収納し、登る準備をしていたら ・・ ○○トリオさん達が上がってきて
「 ここは鎖の他に 巻き道は無いんですか?」 と 尋ねてこられた
「 よく知りませんが、無いようですね〜 」 と 答えると ・・ かなり ガックリ きた様子 (++);
しかし、すぐに覚悟を決めたようで
「 杖をリュックに入れにゃ、いかんの ! 」
すると もう一人が
「 わしのは入らんがぁ〜 」
さらに 一人が
「 登山用のリュックやったら入るがねぇ〜 ! 」
すると
無言で 無理やりに突っ込んでいました (・・);
さて、我々は 「 お先に〜 」 と言って、鎖が大好きなヘロヘロ隊長を先頭にスタートします。
「御三方」 も カッパの後に続き 登ってきました ・・ 心配だったので 下を注意しながら 見ていると
カッパと同じルートを 左右に登ってきています。
それも、 何かしら 小声で ブチブチ 言いながら ・・
「 わしゃ〜、何んで こんなもん 登らにゃぁ ならんかの〜 !! 」
あっと言う間に高度を稼ぎ、真下に道場が見えます。○○トリオさん達が鎖を登った事を確認してから 頂上へと向かう。
(13:35) 頂上に到着
三角点は南側ピークにあり、北側ピークは頂上広場として ゆっくり出来る場所になっています。
〜 コーヒータイム 〜
のんびりしていると、2組ほど登ってこられました ・・ ○○トリオさん達は遅いなぁ、と心配していたら
数分後 ・・ 南のピークあたりで、大きな 話し声が聞こえてきました。
ゆっくりと休みながら登ってきているようです。
間もなく 御三方 も 到着して 記念撮影が始まる !
そして一人が、三角点を探しているようです
カッパが座っていた場所の 斜め下の石を見て ・・ 「これが三角点かのぉ〜 ??」
ヘロヘロ隊長が 向こうのピークにありますよ〜 と 教えていたが、どうも 聞こえてなかったような ・・
写真撮影も終わったらしく 三人が我々の横に座わり、またあの調子で会話が始まった
「 わしは 筋肉痛の薬を飲んできたもんで 足が軽いわぁ〜 ! 」
「 来年、生きとったら 手箱山へ行こうや! 」 「 ダイセツ へも 行こうかいの〜 」
ダイセツ ・・? 北海道 ・・? 大雪 ・・ 大山 ?
さて、
○○トリオさん達の面白い話しは まだまだ続きますが
全部紹介していたら日が暮れるので、この辺で終了します(^^)
とても仲良しでメチャクチャに楽しい三人組、街で会ったら普通に お爺ちゃんと言われる ご年配の方達でした。
これからも 健康で山を楽しんで下さい ・・ またお会いしたいです。 楽しい話し、有難うございました。
こちらから見ると、鋸山と名前が付きそうな形の手箱山(左写)、 13:58、下山開始
↑ すると、○○トリオさん達 ( 祠の左に座っている御三方 ) も同じく下山を始めました
石鎚は雲に隠れて殆ど見えません 北の登山道の下りに 「アケボノ」 の咲き残り
以前、この下りは笹が深くて足元が見えなかったのですが、今回は綺麗に刈られていました。 ヒカゲも咲いています。
( 下山開始10分ほどは 後ろで御三方の声がしていましたが ・・ ゆっくりと下山されているようで、聞こえなくなりました )
見事に満開!!
清楚と言う言葉がピッタリ
花の写真を撮っていると、パラパラと雨が降ってきました、まだ雨具はいらない程度ですが、少し早めに歩きます。
それから数分後 ・・
しだいに 雨音が 激しくなり、いつもの真っ白な ザックカバー をして レイン用ヤッケ を 着ます。
合流地点に下りた頃には 雨が本降りなる!
この後に予定していた岩黒山へは行かずに 早足で下山する事にしました。
丸滝小屋から、午前中にはハッキリと見えていた石鎚山も帰りには何も見えません。
叩きつけるようなもの凄い雨(><)! (15:24) 無事に土小屋登山口へ下山する。
やれやれ、ズボンがビショ濡れになってしまった
着替えをして 車の中でラーメンを食べる ( 冷えた体には最高〜!)
30分ほど駐車場でのんびりして、今朝来た道を帰ります。
(16:00) よさこい茶屋 ・・ ここから下り 長沢ダム沿いの道へ
今日は下山途中から雨となりましたが、登山道沿いには 色々な種類の花が咲き誇り、それは見事でした。
この時期だけに体感できる 筒上山の大ブナの新緑には 思わず歓声が起こるほどの素晴らしさがあり、
また、手箱山のロケーションの良い歩きやすい道など、とても快適な山歩きができました。