2013/2/17 野根山街道・段ノ谷山
今日は、野根山街道側から 段ノ谷山の大杉を見に行きます
( 野根山街道とは ⇒ 江戸時代に、土佐藩の参勤交代路として利用されていた街道の事です)
先日、アカリプタさんにルートを教えてもらい、さらに調べてみた
やはり、杉の巨木群だけを見るのならば 室戸の佐喜浜へと進み、段登山口から登れば かなり近い !!
ただ、野根山街道も歩いてみたいので、第二案の蛇谷林道から 岩佐の番所登山口へと出発する
ここからだと 野根山へ登ってから、段ノ谷へ下る地蔵峠へも さほど遠くはない
おまけの第三案として
国道493号線沿いの具同から 地蔵峠への直登コースの地図も持って行く
ちなみに 493道は良草道 ! 439 (ヨサク) ではありません (・・);
登山口までは 片道2時間30分ほどかかるので
まだ暗い 夜明け前に 自宅を出発する
国道55号線の奈半利から 493号線へと進み 北川温泉を通過する
そして 8時過ぎ、分岐から蛇谷林道のダートへ進入
493号線から蛇谷林道へ その分岐にある案内板
分岐から、しばらくは 大したデコボコも無く、2km 〜 3km と 順調に進む
その内に落石が多くなり、車外に出ては何度も石を除ける
何んとか行けるかな〜 ? っと 思いながら、登山口まで あと5.8kmの表示を過ぎる
慎重に走ってはいるが、そこから約300mの間に車底を 二回 ガリガリ〜 (><);
・・・
やぁ〜めた !! Uターンするべ !! そして 8時40分、分岐に戻る
時間はロスしたが、下から登ろうと思い 1kmほど東にある具同登山口へ移動
でも ・・ ?? 登山口は 〜 どこ ?? 地図を見ながら ・・ 何で道が無いの (++) ??
うんじゃ〜、仕方が無い (><) ! 久しぶりに四郎ヶ野峠へ行こう !!
って事で、やっとこさ登山口に到着 (~~); ここから登ると地蔵峠まで 6.5km、そこから約200mの標高差を下り 大杉へ
始めの予定よりも 歩行距離は長くなり、出発時間も遅くなったが ・・
ついでに野根山まで行こうかなぁ〜 ? ? な〜んて、余計な事は考えない事にしよう (^^) !
9時12分 四郎ヶ野峠から出発 木段の登りが しばらく続く
花折峠
花折峠にある五代の崩
清助地蔵
荒れた道を進んでいると、右に下る道を発見 ! 矢筈林道まで500mの表示 !
実は、自信が無かったので通り過ぎましたが、この道へ入って行く 標示板を 四郎ヶ野峠から約1.5km手前で見ていました
一の門に到着 標高922m ??
大きなタンナサワフタギに見惚れるヘロヘロ隊長 (◎◎);
茶屋の段
説明板に書いてあったように、この付近は広場になっており、昔を偲ばせる石組も残っていました
綺麗な道と 荒れた道を 交互に歩きながら ・・ これは江戸時代の石段 ?
五里塚に到着、四郎ヶ野峠からは一里ちょっとです
道沿いに杉の巨木が二本 雰囲気の良い森の中へ
大きな倒木が何本もありました
道を塞ぐ こんな↑オブジェも ・・ 登山口から 一里半歩いた頃、平坦な道にて、昔のちょんまげ姿や旅姿を想像してみる (・・);
段ノ谷へ下る分岐に到着 ! その近くには「具同寺に至る」と書かれた標識も (◎◎) !! やっぱり道はあったのですね〜
この四差路で休憩していると、遠くから お昼のサイレンが聞こえてきました♪ ここからは整備された歩き易い道を下ります
ぞう杉 江戸杉
大魔王杉 姉妹杉
仁王杉 大王杉
案内板がしっかりしているので目的の杉へ迷わず行けます 可愛い 二代杉↑
まだまだ沢山の巨木がありましたが、今日の目的である大杉へと向かいます
ほほ〜 !! これはスゴイ !! 周りの木が小さく見えます (◎◎) !!
ここにいると、宮崎駿監督の 自然をテーマにしている 数々のアニメを思い出しました!
大杉の上部
ひと際、存在感があり !! この森の主のよう !
立て札があったので あまり近くには寄れませんが、見ていると 何んだか癒されてきます
この大杉の場所は 野根山街道の分岐から 15分ほど下ってきた標高700mの所でした
地図を見ると、段登山口と野根山街道の ちょうど中間に位置しているようです
さて、標高差200m近くをイッキに登り返して四差路分岐へ
分岐から100m歩き 地蔵峠へやってきました 四郎ヶ野峠からは 6.5kmで、プラス 大杉への往復が約 1.5kmです
今日は、杉の巨木群が目的だったので ココが最終地点 !
ランチタイムにします
ちなみに、野根山街道だけを歩くのであれば
杉見物をせずに、出発をもう少し早くする事で
四郎ヶ野峠からでも、野根山や 岩佐の関所跡あたりまでの ピストンができると思います
もし 二組以上で、車が二台あれば
一台の一組は 宿屋杉登山口から出発して、もう一台は 四郎ヶ野峠から出発
途中のすれ違った場所で、お互いの車のカギを交換する ! なんてのも 面白いかも !?
さて、ここから先は↑また今度にして、気になっていた四差路へ戻り、具同への道を確かめてみる
しかしながら、少し入ってみると 道はかなり荒れている様子、この道は本当に歩けるのでしょうか ??
確認できないまま 下山開始
綺麗な 「四国のみち」 と、倒木の道
五里塚、一の門 を通過
花折峠への登り返し 登山口まで あと1.9km
伐採途中の山が見える場所まで来ると 登山口は近いです
荒れた木段を下り 四郎ヶ野峠に無事下山
今日は、土佐藩の参勤交代路として利用されていた野根山街道の一部と
段ノ谷山の見事な巨木群を楽しみました
野根山街道は あと二回ほど来れば制覇できるかな ?
さて、余談ではありますが
この奈半利からの国道493号線の北川村には 幕末の志士で有名な
あの坂本龍馬と共に活躍した陸援隊隊長の中岡慎太郎の生家などもあり
さらには、武市瑞山(半平太)を救いたいが為に、野根山街道の岩佐の関所から藩庁へ
嘆願書を差し出した事で、その若者達は反乱者とされ、藩の討伐兵に捕らわれる
この 若くして散る事になった 二十三 士 の悲話も ・・ この土地周辺から 広くに伝えられています
そんな 歴史を思いながら (・・);
では ありませんが
帰りに
北川温泉と 迷いながら、今回は 二十三 士 温泉 へ 〜