2010/4/18    西ノ冠岳(1894m) 〜 石鎚山

 

 

 

 

今月の四国地方は 20℃以上の暑い日が続いたかと思えば、一昨日は寒く、山間部は雪でした

この寒さには 春を待つ高山植物や動物達も 、ビックリした事でしょう !

 

さて、今日は 西日本最高峰の石鎚山へ向かいます

 

いつものように194号線から石鎚公園線へ進入、長沢ダム沿いに咲いている色鮮やかなミツバツツジを見ながら進む

桜もけっこう残っているが、驚いた事に モクレンが見事に満開  かと思えばシャクナゲの花が咲いていたり

 

  

毎度の事ですが、花を見つけては何度も停車して写真に収めながら進むので登山口まで行くのに時間がかかる

道中、色々な花がありましたが

お気に入りの ?1は ・・ (皆の意見が一致) 色合いが素朴で可愛い 「 ヒカゲツツジ 」 でした

 

<< よさこい峠付近からは冬景色に変わります >>

 

よさこい峠から土小屋への道 ( 昨年のような 除雪された雪の壁はありません )

 

(9:10) 土小屋駐車場に到着

 

  

花の時期もまだのせいか、意外と車は少ないです 準備をして (9:24) 出発

 

歩き始めると    ん ?  何だか〜 荷物が軽いような  ?

あっ、弁当 忘れた (◎◎

 

今朝は早起きして作った超豪華 「のり弁」 を車の中に置いたままだった

やれやれ、気付くのが早くて良かった (^^);

 

(9:33) 再度、出発する

 

  

瓶ヶ森方面には全く雪が見られません  昨年の同時期 (09、4/19) と比べると、石鎚登山道にも殆ど雪はありません

 

 

  

鳥の声を聞きながら快適に歩く

そして、久しぶりの「天狗岳」も良いが 以前、時間切れで Uターンした「西冠」へ行こうと言う話しになり、決定する

 

 

デ〜ンと聳える 1982m!

 

 

  

テコテコとマイペースで歩く 軟弱ヘロヘロ隊            約1時間で東稜分岐  

 

 

  

危険な個所や古くなった場所は補修されています

 

 

  

上を見上げると デッカイ 氷柱が垂れ下がっていて綺麗なのですが 、 見ていると ・・ 何んだか、落ちてきそう (・・);

 

 

  

成就との合流地点に着きました この鳥居からは急登です

 そして、

ヘロヘロ隊長は この先にある 「二の鎖」 を登る気マンマン ヘロヘロ3号は巻き道から行くとの事

なので、ここはカッパとヘロヘロ隊長の二人で登る事にして鎖場へ向かう

 

がっ、・・   しかし  ・・

 

鎖場は渋滞 ! 満員御礼 (><

( 今日 見かけた唯一の団体、島根県の人達でした ) ・・ 皆さん、岩場に張り付いています (・・);

 

 

  

  鎖場下の鳥居付近では まだ多くの人が順番待ちです         結局、巻き道の階段を登る事に        

 

 

「二の鎖」 と 「三の鎖」 の間にある見晴らし場から ・・ 迫力のある北壁

 

 

  

面河分岐に到着しました、 昨年は雪が多くて命懸けで渡った場所も 今年は殆ど雪が無いので普通に歩けます

 この分岐で面河から登って来たと言う単独の青年とすれ違う !!

なんと、3時間ほどでここまでやって来たそうです ・・ かなり早い!!

 

 

  

シラベの森にある「面河と二ノ森」の分岐あたりは笹も刈られていたので すぐに見晴らしの良い笹原へ出る事が出来ました

 

 

2千m級の石鎚山から延びる素晴らしい連山 !!  これから向かう西ノ冠は鋭く存在感があります

 

 

  

 気持ちの良い笹原歩き、 ここで単独の若い男性に会う  「どちらまで?」 と聞くと 「二ノ森まで」 との返事

そして後ろのヘロヘロ隊長と挨拶を交わす時に、その彼は 「 もう、ヘロヘロです 〜 (++) 」  と答えていた

ヘロヘロ隊長は 思わず 我が 「軟弱ヘロヘロ隊」 に誘おうかと思ったらしい (・・);

確かに しんどそうな顔をしていた ・・ その男性とは また後で会う事に ・・

 

 

  

昨年、時間切れでUターンした場所を過ぎて西冠の登り口へ

 

 

何処から登るのか? 取り付き地点が解からなかったので 適当に笹斜面を這い上がってみた

 

 

三角形の痩せ尾根に登ると、うっすらとした道を発見 !  しかし、かなり細い(><);

 

 

 

笹や枝を掴みながら慎重に進む

 

 

下を見ると ・・  羽が 欲し〜い (><)

 

 

  

 高所好きの ヘロヘロ隊長に続いて、 高所恐怖症の ヘロヘロ3号も 何んとか這い上がってきます

( 3号は 一度も下を見なかったそうです )

 

 

  

森に入り、ふっと横を見ると 四国シラベの新芽がポンと出てました 北斜面には沢山の白骨樹

 

 

  

 てっぺんを目指して進むも、道がどこにあるのか解からない状態 ・・ 時折ある赤テープを頼りに進むが 殆どが笹漕ぎ

 石楠花の間を潜るようにして 足場を探しながら二つ目のピークへ到着

 

あれれ、ここが頂上 ・・ 小さな標示板が2個ありました

 

(12:27) 西ノ冠岳、頂上に到着

 

頂上の標示板の後ろに 石鎚山のビューポイントがありました

 

 

  

お腹も空きましたが、頂上は狭くて暗いし 展望も良くないので 20mほど西にある石楠花の多い明るい広場へと移動する

 

 

少し霞んでいますが、この場所からは 堂ヶ森の反射板もハッキリと確認出来ます

この景色を見ながらランチタイム

 いつもの 「ラーメン」 と 車に忘れかけた 「のり弁」 が最高に美味い

ヘロヘロ3号からはフルーツの差し入れ、これも有りがたい

 

 のんびりと食事をして

(13:20) 西冠を出発する

 

  

またもやこんな 茂みの中を 手足をフル稼働して進む          道わぁ ?  ・・  確かぁ、 あっち !   と 指さすカッパ 

 

 

  

見晴らしの良い場所に出てきました、 ここからは あの三角痩せ尾根を下ります

 

 

  

ヘロヘロ3号も 無事に西冠の痩せ尾根を ヘッピリ腰で下りてきた

 

笹を下り、下の登山道に合流すると

ちょうどそこに 二ノ森へ行った、あのヘロヘロの男性が戻ってきました

「 どうでした?」 と 聞くと 「 二ノ森手前の笹がキツくて〜 」 との返事、 行ってすぐに戻って来たようです

彼の後ろ姿は かなりヘロヘロ状態がアップしているように見えました ・・ 頑張れ 〜!!

 

花の咲く頃はいいだろうなぁ〜っと 思い、西冠を振り返る、軟弱ヘロヘロ隊も後ろからテコテコと付いて来ている

この西冠は、短かい登りでしたが 集中して手足を使いながら登ったので、やはり満足感が得られ 楽しかったです

 また来たいものですが ・・ 次回は 二ノ森かな !?

 

  

石鎚へ

 

 

   

石鎚登山道の面河分岐まで戻りました   ・・  ん、!?  ヘロヘロになって戻ってくる ヨレヨレ3号、  あいや、ヘロヘロ3号 (・・);

 

 カッパは一足先に弥山へ

 

   

静かな頂上

 

 

石鎚弥山から 西ノ冠までの稜線を見る

 

 

  

二ノ森                       天狗岳

 

 

14℃もありました

 

天狗岳は また今度にして、今日は下山します

 

   

  今度はどこへ行こうかと話しながらテクテクと歩く       ルンゼに残る一番多い雪も たったのこれだけです

 

 

右前方奥にはピラミッドのような岩黒山

 

 

  

(16:20) 無事に土小屋駐車場に下山する        我が 「軟弱シティカー」 の待つ広い駐車場

 

着替えを済ませ (16:37) 土小屋を出発し帰路へ

 

  

帰り、林道沿いの ミツバツツジ と ヒカゲツツジ そして、まだまだ元気な桜

 

 

以上、土佐のカッパ と 軟弱ヘロヘロ隊 の 「西ノ冠岳」 でした 〜 !

 

 

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