2010/4/29 ナスビ平「屋敷」(1300m)
四月末、いよいよゴールデンウィーク。
そして、今年も 「カタクリ」 の季節となり、花を どこで見ようかと迷いましたが
思えば 昨年、ナスビ平で 多くの花を見ながらも、霰が降る天候となり
結局は、開いた 「カタクリ」 を 一つも見る事が出来ずに
零下の寒さの中、一の谷越えの峠で食事をして下山しました。
なので 今日は、昨年のリベンジに ナスビ平へ行く事に決定 !
新居浜ICで高速を下りて別子花街道へ
( 大永山トンネル北口近くより、沓掛山方面 )
(9:15) 住友フォレスターハウス前に到着するも、 あれ〜 ? 何んか ・・ 車が少ないような (・・) ?
昨年は路上脇に溢れるほどの車が駐車していたのに ・・ カタクリは咲いて無いのかな? と思いながらも 近くに駐車して準備をする
フォレスターハウスへ テコテコと歩き、登山届けを出そうと思ったら 目立つ場所に こんな張り紙が ↑
だから車が少ない訳かぁ、と納得し、つまり人も少ないって事 ・・ ふむふむ、静かな山、それは良い ! よし行こう !
皆、これを見て 赤星方面へ行ったのかもしれませんね ・・
園内の花を見ながら登山口へ
川沿いの道を歩いてみたかったのですが、 たぶんダメだろうと思い 林道への道を進む
林道に出ました 青くて綺麗な鳥 ・・ るり鳥?
昨年と同じく、川沿いの道には やはり通行止の表示のまま 林道の終点、ここからが登山道
暑くなったので 山道に入る前に上着を脱ぎます
すると ・・ 何んだか、足元の土がモコモコと動いています ・・ よく見ると、のんびりと 穴を掘りながら進むモグラでした
登山道沿いにはミツバツツジが沢山 この道には多くの小滝があります
「やぶれ傘」 の赤ちゃん発見 !
ヘロヘロ隊長の大好きな 「やぶれ傘」 パンを食べて先へ進みます
ソーメン滝 (見た目で) と シュワシュワ滝 (流れる音で) ・・ 勝手にそう呼んでます(笑)
ロープ場を過ぎると カタクリの群生地は近いです
何故こんな形に ? おび杉でしょうか ? エンレイソウ
ナスビ平(屋敷)に到着しました
辺りを見まわしても人影は無く 誰もいません
昨年は、中段から上段部の斜面一帯に 足の置き場も無いほどに咲いていた カタクリでしたが、
見た感じでは 今年は かなり減少しています
カタクリ以外にも クマガイソウやエンレイソウ、その他の植物も数が減っているように思いました ・・ 鹿でしょうか??
今も残っている昔の石組み、 これに沿って中段から下段へ行ってみます
カタクリが現れ始め、 中段では数名が写真撮影中でした
カールしすぎ? 中の模様もしっかりと見られます
最下段あたりに 一番 多く咲いていましたが ・・ こちらには誰もいません (・・);
耳をあてると 水の流れる音が聞こえたそうです
今日は一の谷越え方面へは登らずに ココで花を見ながらランチタイム
しばらくすると、1組(5名)がやって来て食事を始めました
優しそうなオジサマの中に ・・ とても元気な土佐弁で話している 美人のオバサマもいました (・・);
今日は運動的には物足りませんが、開いたカタクリを見ながらノンビリと食事ができたので満足して
(13:00)下山開始
お気に入りの木を見て 足場のしっかりしたロープ場を過ぎ
幾つかの木橋を渡る 少しですがアケボノが咲いていました
ミツバツツジ と すぐ目の前で ( ヒガラ ・ コガラ ?) が巣作りの為に 小枝などを集め、クチバシいっぱいに咥えています
1mほど前なので、ジッと見ていたら ・・ しばらくの間は我々に気付かず 夢中で作業していました ・・ が、 気付いた瞬間 !
のけ反るように 斜め後ろに飛び上がり、後方の松にぶつかりながら飛んで行きました ・・ やれやれ、驚かせてしまった m(..)m
林道に出ると、前方に三ツ森山(1430m)が見えます、右後方には平家平(1693m)
林道沿いにはクサイチゴの花やタチツボスミレ、ショウジョウバカマなどが沢山咲いていました
フォレスターハウスの園内に到着 ここからは花を見ながらテコテコと ・・
ハウス前で下山届けにサインしていると、こちらの住友の女性スタッフの方が 「 今日は良い天気ですね〜 」 と話し掛けてこられました
いつもなら、今頃の季節には 1日、100名以上が入山しているとの事ですが、
今日は あの「張り紙」の影響もあり、入山者が極端に少なかったと話してくれました。
少し館内を覗いてから帰路へ
帰りは寒風山トンネルから のんびりと高知市へ