2012/3/25 寒峰(1604m)

 

 

3月も後半、街では桜も開花しており、四国の山々からも春の花便りが聞かれるようになってきた

 

さて今回は、福寿草で有名な寒峰へ行こうか ? それとも ?

祖谷へ行けば、他の山でも福寿草を見る事ができるので、今回は雪も少なくなって 登り易くなった三嶺はどうだろう ??

寒峰 と 三嶺 ・・  どちらへ登ろうかと考えてみる ・・ 「 う〜ん、どっちもイイなぁ 〜 !!

とりあえず、方向は同じなので 祖谷へ向け出発する

大豊近くにやって来ると、白髪山がうっすらと白くなっている

思えば、寒峰頂上手前のブナ群は、雪を纏った姿が それはそれは素晴らしかった !!

今日は気温が低いので、もしやブナ群に霧氷があったりして !?

そう思うと ワクワクしてきた (^^)

そんな訳で、今日は寒峰に決定〜

 

 439号線から東祖谷栗枝渡へ

今回は住吉神社を通り過ぎて 寒峰橋方向へと進み、上の登山口との分岐 (三差路) 付近に駐車しました

ここからだと奥ノ井ルートを周回して戻るのに林道歩きが短かくて時間短縮になります

< map >

逆に落合分岐の東ルートから寒峰へ登って、福寿草群生地経由で下山するのはどうかな ?

などと、あれこれ考えながら準備をしていると 新しく車が2台やってきた

それぞれ単独の方達で、この三組が僅かな時間差で出発する

 

 

 

三差路 (駐車地点) からは林道を歩き 上の登山口から出発します

 

 

 

 

10分ほど歩くと 最初の群生地に到着、下を見るとポツポツと咲いているのが見えました

 

 

 

 

次に、二番目の群生地に到着すると 数名が撮影中 ・・ しかし、日差しが弱いせいか ? まだ開いていません

辺りには昨年のような雪も無く、何んだか〜 花株も少なくなったような ??  気のせいかもしれませんが ??

 

 

 

この前、祖谷の方に教えてもらった福寿草の二種類って、これかなぁ ?

たぶん あと1時間もすれば綺麗に開くのでしょうが ・・

今日の下山予定は 奥ノ井分岐からの周回ルートなので、今回は開いた花が殆ど見れなくて残念 (・・);

15分ほどいて出発します

 

 

   何んか ?  以前よりも道がスッキリしたような ?        ここからは尾根に沿った急登でイッキに標高を稼ぎます

 

 

 

 

1400mを過ぎた辺りからは、北側や窪地に残雪が見られるようになってきました

 

 

 

 

1518峰を右にトラバースして上の群生地へ、ここには蕾が少しだけでしたね〜、 今年もこの古木をカメラにパチリ !!

 

 

 

 

僅か〜に白くなっている木もあります                  1450mの広場から見える寒峰

 

 

 

 

ブナの大木 !! この辺りは雰囲気も良いのですが、霧氷のカケラもありません (・・); ブナ林を通り過ぎ、目前に見える頂上 !!

 

 

 

 

(11:32) 寒峰頂上に到着

 

 

 

 

寒峰の西側には国見山と中津山、東方向右奥には剣山

 

 

 

目前にある北のピークへ寄り、奥ノ井分岐の岩場へ進みます

 

 

 

 

寒峰北のピークから矢筈方面を見る 矢筈の頂上付近は真っ白です !!

 

 

 

 

奥ノ井分岐にやって来ると足元はカチカチに凍っていました (><)  今日はソリを持ってこなかったのが ちょい残念 (・・);

 

 

 

温度計は0℃、ランチタイムの岩場から後方の寒峰を見る

頂上には次々と登ってくる人の姿が見えます、でも1時間の間に こちらへ来た人はたったの一人だけでした

昨年は多くの人が周回していたのに、逆にこちら側から登ってきた人にも会いませんでした

 

 

 

1時間近くのんびりしていたら突然雪雲の中に (◎◎) !!  風も強くなり 気温もマイナス3℃に下がる

 

 

 

 

寒くなったので (12:45) 下山開始

 

 

 

 

雪で東方面はまったく見えなくなりました

 

 

 

 

この辺りは どこが道なのかよく解かりません

 

  こちらのルートは、迷い易い個所と 危険な場所が 2・3 あるので、気になるポイントを記しておきます !!

 

 

 

尾根沿いに下ると作業用のレールが現れるので ココからしばらくはレール沿いに下ります 横から降ってくる物凄い雪 !!

 

 

 

 

レールと登山道が分かれる寸前にある道初めて来た時に間違えて歩きました(><)   正解はレールと分かれてすぐ

1279mのすぐ手前、この (右写) 真ん中の木に巻かれた赤テープから左下へ90℃曲がって下ります !

ここは真っすぐ行きやすいので 間違えた方も多いように聞きます、 特に 初めて歩かれる方はご注意下さい !!

 

 

 

1279m手前から左下の窪地へと下りて来ました                東方向へなだらかに下ります   

 

 

 

 

植林帯の急斜面に来ると、今回は道がまったく解かりませんでした (++)  標高差60mをまっすぐ下り、目印の倒壊小屋へ

ここは少しぐらい方向がずれていても左右に延びている道に突き当るのですが、雪が積もっていた場合などは その道を

見過ごしてしまい、さらに下へと下ってしまう危険性があります (><)   倒壊小屋を探しながら下った方が良いでしょう !!

 

 

その倒壊小屋から20m下に落合分岐があります、この分岐を右 (奥ノ井) へ  分岐から上の倒壊小屋を写した写真

 

 

 

分岐を右へ曲がり、その後はこの道を真っすぐ進めば良いのですが

これじゃ〜、雪が積もったら道は解かりませんね (・・);

 さらに100mほど進めば しっかりとした快適な道になります

 

 

  

ここは昨年、雪があってスリルたっぷりでしたが ・・ ご覧のように 雪が無くても危険なので慎重に歩きます

こんな感じの場所が三ヶ所ありました

 

 

                   

大きな屋敷のある開けた場所まで来ると、いつもは天狗塚が綺麗に見えるのですが、今回は雪が舞い 見えませんでした

                                                                                  (右写) この木だけ ? なんでこうなったの ? ヘンテコな木 (◎◎);

 

 

 

林道に出てくると、すぐ前方のカーブが崩落していました (++)  この道は崩れやすい場所が多いようですね

 

テクテクと林道を歩き 寒峰橋付近まで戻ると

あれれ〜 ! 今朝 隣に駐車されて ほぼ同時に出発された方がいました

寒峰橋の沢のあたりでウロウロしています

何んでこんな所にいるのかと思い、車まで一緒に歩きながら話してみると

なんと !! あの作業用モノレールに沿って下りて来たとの事 (><) !!

 

 カッパ隊は以前、下山道が解からなかった時に

このレール沿いに下りれば人の気配のする作業場などへ下りられるかも ?? と思った事がありました

で、「 どうでした ? 」 と聞けば

とんでもないルートだったようで、レールや木にぶら下がりながら進み

ラストの沢越え付近では死ぬかと思ったそうです (><)

 

地図を見ると 標高差約350mの道の無い急斜面を下ってきた事になります (++)

あのレール沿いへは絶対に行かない方が良いと言ってました !!

ちなみに、この方は

おじょもの山登り」 の管理人のおじょもさんでした

 

そして車に戻ると、朝のもう一人の方が下山したばかり

その方はピストンしたそうで、帰りには福寿草も満開でしたよ〜 ! との話しでした

 

 思えば三者とも朝は殆ど同時に出発して、三者それぞれが別のルートからの下山

そして ほぼ同時に車に戻ってきた訳ですね (^^)

 

以上、寒峰の一日でした。

 

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