2010/11/28  笹ヶ峰(1859m) 〜 ちち山(1855m)

 

 

 

 

昨日(土)は晴天で、街から見る山々がクッキリと映えていた

そして明日の天気予報を見れば 晴れ  今回は 「 笹ヶ峰 と ちち山 」 の予定なので楽しみ

 

28日朝、暗いうちに自宅を出発して194号線を北へと進む

明るくなると、 あれれ〜 !?  空はどんよりしている

なんてこった !  雨が降っていたようで 路面も濡れて所々に水溜りがある (><)

って事は

気温が上がると北からの蒸気で 2-3時間後には山もガスに覆われてしまう

やれやれ 今日も青空は無しかぁ〜 (TT)

 

案の定、清水下分あたりの低地はガスの中

道の駅「木の香」へ寄った後、一の谷へ進むと 寒風山と笹ヶ峰がクッキリと見えている

今はまだ良いが、頂上へ着く頃には おそらくガスの中だろう ? と予想できる

 

 しかし 風もあるので午後から晴れる事を願って、笹ヶ峰南ルートの登山口へ向かう

 

(8:22) 登山口前に到着、先客は一台のみ

ここから登るか ?  林道を 3-4km歩いて 一の谷側から登るか ??  実は まだ決めていなかった

もしかしたら

ガスが覆う前に 笹ヶ峰の頂上へ立てる可能性もあるので

この南口から登る事にして出発する !!

 

 

  

 (8:32) 登山口より出発                    しばらくは急登が続く

 

 

 

  

ロープ場を過ぎ、斜面を進むと笹の中に見事な大木が現れ始める

 

ブナ林の手前の急斜面を スロ〜なヘロヘロ足で登っていると

突然 前方から ドタドタと走りながら下ってくる若者に遭遇 !!

 

登りでも ズリッと滑りそうになる坂道を、巧みなバランス感覚で飛ぶように下りて来た !!

それにはカッパ隊も ビックリ (◎◎)

その若者は すれ違う時に 「 この道はキツイので頑張って下さい !! 」 と言い残し

滑り台のような坂道を 忍者のように走り去って行った ・・

 

あっと言う間の出来事に

しばし ボ 〜 ゼ ン とする 超鈍足 カッパ 隊 でした (・・);

 

 

さて、とんでもない人を見てしまったカッパ隊は

ブナの巨木に癒されながら のんびりと水分補給をする

 

 

  

笹原に出てくると、まだ何んとか山々の稜線は見えているが やはり北側からのガスが伸びてきている

 

 

 

  

笹が 結構深い !!  この元気な笹の中を歩くと、あの三嶺の悲惨な姿を思い出しました ・・ 復活してほしいものです !!

 

 

 

  

前方、先程までハッキリと見えていた頂上方面が冷風と同時に白くなってきました、歩いてきた後方も

 

 

 

  

地面は凍っています                       −1℃  

 

 

 

  

道の横には 霧氷のコメツツジ

 

 

 

頂上がすぐそこに、人影は見えていません

 

 

 

(10:37) 頂上に到着、物凄い強風です (><)

 

岩を風除けに、汗をかいたインナーを着替える 気温は ー2℃を越えて 寒〜いデス (++);

 

軽めに おにぎりを食べていると 単独の男性が現れる

昨日は晴天で素晴らしい霧氷の世界 !! だったと聞いて 今日ここに登ってきたそうですが

「 一日間違えました〜 」 っと 苦笑い (^^);

写真を頼まれたので撮ってあげると、すぐに北側の道へ下りて行った

20分ほど笹ヶ峰にいて 会ったのはその人だけの静かな山 ・・  いえいえ 風がゴ〜ゴ〜 !! と、かなり煩い山でした

そして、もちろん何も見えません (TT)

 

 

   

(10:56) 笹ヶ峰を後にして ちち山へ向かいます  

 

 

 

  

 分岐には うっすらと丸山荘への文字が ・・          風が弱まり 少し視界も良くなってきました 

 

 

 

やっと 「ちち山」 が姿を見せてくれました  北側には霧氷も見えます

 

 

 

  

ガスも南に流れ、左に沓掛山や 後方には先程までいた笹ヶ峰が出現 !!

 

 

 

霧氷を左手に見ながら 上へと進みます

 

 

 

  

  再び高度が上がり 霧氷の間から笹ヶ峰を見る           これが本当の霧氷の花  !!?     

 

 

 

イイ感じの登りになってきました

 

 

 

遠くはまだボヤけていますが、瀬戸内や赤石山系が見えるまでに視界が広がる  このまま晴れてくれれば・・

 

 

 

  

(11:48) ちち山頂上に到着

 

 

 

  

 大岩ごしに見る笹ヶ峰                       冠山・平家平方面

 

今日はこんな天気だから登山者も少ないだろうと思い、貸切の頂上で湯を沸かし、いつものラーメンを食べる

 

しばらくすると、笹ヶ峰方向から単独の男性がやってきた、続いて二人の男性も

その内の一人を見ると ・・  何んだか、ふっと、昔の記憶が ・・ あれれ 〜 ??

思わず、声を掛けてみたカッパです

そしたら先方も 「 あれ〜、確か ・・ ? 」 お互いに名前を忘れてしまっていましたが

名前が解かると イッキに記憶が蘇る !! なんと、13年ぶりの再会でした

 

 その T さんとは仕事関係での知り合いでしたが

こんな天気の日に この「ちち山」の頂上で会うとは、お互いにビックリです

T さん達は、おもに三嶺方面へ登る事が多いようで、足には山林用のスパイク付き長靴でした (・・);

また どこかでお会いできそうです

 

さて、何時の間にやら 狭い頂上には人がいっぱい

フォレスターから 平家平・冠山と縦走してきたと言う若者達のパーティも 、一人また一人と増え

頂上は賑やかになってきました

 

T さん達二人は先に出発し、冠山へも行きたいと言いながらも 一の谷方向へ下山予定との事

朝、南ルートの登山口に先客の車が一台ありましたが その車でした、登りは旧寒風山トンネルからだったそうです

( 後日 解かりましたが、このお二人は 「与力さんと紫雲さんでした」 どおりで山慣れしていた訳ですね )

 

(12:20) カッパ隊も出発

 

 

  

足元の悪い急坂をズリコケそうになりながら下り、冠山方向へと進む

 

 

 

途中から後方を見ると、今朝登った南ルートの稜線がハッキリと確認できます

 

 

 

一の谷方向の山裾へと延びる 笹原

 

 

 

気持ちの良い笹の斜面を歩く

 

 

 

  

分岐に着くと 大永山トンネル方向へ少し下りてみる、マイントピア別子や銅山方面などを確認してから 再び分岐へ戻る

 

 

 

 

(13:24) 一の谷分岐に到着、そのまま下山せずに この分岐でのんびりと ティータイム

 

 

目前は こんな景色、後はこの道を下り 一の谷方面へ

(13:45) 下山開始

 

 

 

  

とても雰囲気の良い広い道、土佐から別子銅山へ行く 昔の街道 ??

 

 

 

  

この道には何ヶ所か平らな広場があるので 新緑や紅葉の頃は家族でピクニックなど楽しめそうです

 

 

 

  

大岩を過ぎ 落ち葉がいっぱいの道を下る

 

 

 

  

こちらの広場を通り過ぎると、綺麗な水の流れる小滝へ

 

 

 

  

沢沿いに下ると やがて堤防が見え その先の橋の下を潜ります

 

 

 

  

橋の下を真っすぐ進めば 一の谷館の横にある登山口へ下りれるようです、我々は右上に上がり (15:00) 大座礼線の林道へ

 

 

 

  

        テクテクと林道歩き           笹ヶ峰を見ると頂上あたりは またガスに覆われています

 

 

 

  

林道を48分歩いて駐車地点まで戻りました、着替えをしてダート道をトロトロと走り 旧寒風山トンネル南口へ

23日で町瓶線へのゲートが閉まると聞いていたので確認をする、まだ通れそうでしたが 予定通り閉鎖されていました

 

 

 以上、今日の天気はイマイチでしたが 楽しい山歩きが出来ました〜!

そして、ちち山から 一の谷分岐までの間に幾人かとすれ違いましたが

 山で会う方達は皆、良い笑顔をしている !!  そう思ったカッパ隊でした

 

 

 

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