2018/03/25 三嶺(1893m)
今年は雪が消えるのが早い四国山地
昨年は4月初めに天狗塚でラッセルし、三嶺の名頃コースはまだまだ危険な状態でした
ですが今年は、2日前に登られたヤマガツオさん達はアイゼンもいらなかったそうです
なので今回のカッパ隊は 名頃へ向かう事にした
朝8時、駐車場に到着すると 先客は 香川?と愛媛?の2台のみ
まだこの時期は静かな名頃駐車場です
トイレは閉鎖中、使用出来るのはもう少し先です 8時06分、見晴らしが良くなった登山口を出発
鉄塔下のアセビは1本だけが満開! あれ ? 登山道横に道ができてる ?
まだ葉っぱが無いので青空が見えてスッキリ!
林道に出て カーブミラー横で少し休憩〜
軽くパンをかじっていたら
下の林道から登山者が歩いて来た (^^) 何やらキョロキョロして下山口へ向かった
「下山ですか、早いですね〜」と言ったら 「いや〜、道に迷って ・・」との言葉 (++);
「あら〜、林道歩きは遠かったでしょう」と言いながら、すぐ向かいの入口と尾根筋の道を教える
それを聞いて彼はすぐに出発
カッパ君は再びパンを食べながらさっきの言葉を思い出す
あれ ? 彼は途中からテープが無くなって林道に出たと言ったが、何処を歩いたのだろう ?
ちょっと気になるな〜 と思い、何げなく振り向くと
なぬ !! 食べていたパンを思わずイッキ飲み !!!
なんと彼は林道を真っすぐ歩いて行ってるではありませんか (◎◎);
「お〜い、こっちこっち」 やれやれ、大丈夫かなぁ (・・)??
道は、ダケモミが多くなると僅かに雪が出てきた
ダケモミの丘に入り 今は通行止めの分岐前で休憩〜
1575への登り 90度右折し尾根道へ
左の木の間からカヤハゲ方面が見えてきた
ここは1600mの古い標木がある元々の登山道、新しい道はこの↑すぐ左上です
1630〜1640付近の北斜面を覗き込めば けっこうな雪がありました
右写にマユミの古木
カヤハゲを見ると頂上に人影が見えた、白髪山も顔を出す! 今回はこの辺りの雪が一番多かったですね〜
イッキに視界が広がる!
遠くは霞んでいますが 上空は綺麗な青空です
まるで夏山のよう 雪のカケラもありません
ダイナミックな景色を背にして登る
池に到着、氷が解け始めている箇所は色が変わっている
青空に雪が映えて綺麗です!
頂上へ向かう 池のある後方の景色
三嶺本峰が近くなる
左にカヤハゲ、白髪山 右に落合峠、矢筈山
頂上に到着
西熊、天狗塚へと続く 頂上からの眺め! 歩いて行きたくなります
今回は、カヤハゲ方向を向いてのランチタイム〜♪
頂上には、朝 道を教えた男性だけ、話しをすると「自分は方向音痴」だと言ってた (^^);
食事中、高知県側から単独の男性が登頂する さっきカヤハゲで人影が見えましたが、その方のようです
( 今日会った人はこちらのお二人さんだけでした )
食後は笹原へ下りて避難小屋へ向かう
笹原の道へ下りる
写真を撮りながら
北に矢筈山系 手前のピークが1791
今日は静かな三嶺です
菅生分岐 ヒュッテへ
久しぶりにシロの写真を見る
1時間30分ほどのんびりと過ごし、12時30分 下山開始
鳥が飛んできた (^^) 太郎次郎にも雪は見られません
元来た道を下り、P1544.4の上にある1575の曲がり角(右写)で食欲旺盛なカッパ隊はおにぎりを食べながら休憩〜
そして
パタパタと音がしたかと思えば、あの男性が足元だけを見ながら足早に下りてきた!
なんとそのまま尾根を曲がらずに真っすぐ下って行った
なぬ ! カッパ君はおにぎりをイッキ飲み (><)
「 お〜い、お〜い、こっち こっち !! 左 左 」と 彼を呼び止める
キョトンとした顔で立ち止まり、何んとか方向を理解したようで左下へと消えて行った
やれやれ、ここは数年前に道迷いがあった場所、看板もあるのですが ・・
明るい尾根道 高ノ瀬もクッキリ
14時29分、駐車場に無事下山
3月も末となり、今回の三嶺はすっかりと春の陽気になっていました
もう四国の雪は終了のようですね
思えば今年も殆どが軽アイゼンのみで、またもやピッケルは一度も使用しないままでした
ハードな山へ行かない事もありますが、また来季まで押し入れの中で冬眠ならぬ夏眠です